レンタル撮影スタジオの運営を公開月報(2020年10月)で振り返る
川崎のレンタル撮影スタジオの公開月報、2020年10月編です。
まずは、プレオープン期間中にご利用いただきました64組のお客様、SNSなどでシェアやコメントで応援してくださったみなさま、ありがとうございました!
さっそくプレオープン期間だった10月の月次レビューをしていきたいと思います。まずは、収益のまとめから。
収益レポート
サマリー
集計期間 | 2020年10月1日〜31日 |
売上 | 40,510円 |
顧客数 | 64組 |
客単価 | 632円 |
利用時間合計 | 206時間 |
平均利用時間 | 3.2時間 |
稼働率 | 49% |
リピート率 | 6.25% |
予約チャネル別売上
チャネル | 売上 | 予約組数 | 利用時間 |
---|---|---|---|
公式サイト | 32,810円(80.9%) | 63( 98.4%) | 204時間(99%) |
スペースマーケット | 7,700円(19.1%) | 1(1.6%) | 2時間(1%) |
プレオープン期間中は、99%OFFキャンペーンのおかげもあり、SNS経由で公式サイトからの予約がほとんどでした。
1時間35円なので、客単価も100〜150円程度を想定していましたが、スペースマーケット経由で通常価格での予約がはいったこともあり、客単価が想定以上に伸びました。笑
プレオープン中の目標は、30組で月間売上3,000〜4,500円くらいに定めていたので、嬉しい誤算です。
公式サイト以外の集客チャネルとして、スペースマーケットとインスタベースにも登録しているので、それらからの集客も一定数期待できそうです。
10月を振り返って
客層と利用用途
プレオープンの1ヶ月間で、ご利用いただいたお客様の客層とどうような用途で使っていただけたのか、わかる範囲でご紹介します。
SNSに投稿してくださった写真などから判断した、ゆるめのデータになります。
- コスプレ撮影
- 宣材撮影
- 商品撮影
- 商品紹介の動画撮影
- トーク番組の動画撮影
- ダンスの動画撮影
- ミュージックビデオの動画撮影
- 撮影勉強会など
コスプレ撮影がそのなかでも特に多かったように思います。
これは、CURAS KAWASAKI(クラス川崎)が昨年10月で閉店したので、川崎駅近辺での需要に対する供給が少なくなっていたことも大きいと思います。
BORDERLESS の強みってなんだろうか
箱物ビジネスって付加価値のつけどころが難しいなと思います。
開業前、競合スタジオと比較してどんなところを差別化させればいいのかすごく悩んだのですが、結局、答えがでないままにプレオープンの日がやってきたわけです。
レンタル撮影スタジオという業態でいうと、ハウススタジオの場合にはコスプレイヤー向けにたくさんのシチュエーションが撮れるようなスタジオにしたり、ホリゾントスタジオの場合には天井高が高くて真俯瞰撮影ができたり、車をまるごと入れられたりする例が、わかりやすい特徴なわけです。
でも、そういうスタジオを作ろうと物件探しすると、やっぱり賃料が相当に高くなっちゃうんですよね。はじめてのスタジオ経営なので、リスクを極力低くするためにはやっぱり一番おっきな固定費でもある賃料を下げるという選択をとりまして、今の物件に出会えたわけです。
そんななので、まぁ、天井高が高いわけでもないし、めちゃくちゃ引きがあるわけでもないですし、わかりやすい特徴が箱自体にはないんですよね。
で、1ヶ月やってみて、強みってなんだろう?って考えたときに、現時点ではこういうのが強みになる気がしています。
- SNS発信による運営の見える化で、スタッフとの距離感が(いい意味で)近い
- 2〜3名程度の撮影であれば”ちょうどいい”サイズ感とコスパがめちゃくちゃいい
- 同規模のスタジオと比較して、白ホリのメンテナンスがきちんとできている
- 月額プランをはじめとした(いい意味で)ちょっと変わったレンタル撮影スタジオ
お客様からのアンケートや利用後のちょっとした会話から、なんとなくですが、強みなのかもしれないっていうのが見えてきた気がします。
レンタル撮影スタジオって儲かるのか?
正直言って、今のところ大儲けできる予感はしません笑。
やっぱり箱物ビジネスでコスパいいことしようとすると、なかなか大儲けは難しいなという実感です。
大儲けはできませんが、少しずつ初期投資分を償却しながらでも、コツコツと続けていけそうな、そんな手応えはあります。なので、コツコツ改善を続けて、少しずつ BORDERLESS ブランドを育てていければなと思っています。